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残業代支払い請求で9か月分の未払い残業代50万取り戻した話

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新卒で入社した会社は、学習塾。

教育業界というのは本当にすばらしい現場です。すばらしい人々にあふれ、目を輝かせた子どもたちと一緒に成長できる。

 

しかし当然の事ながら闇もあります。

現場の差も大きいが、基本的に残業は多く残業代は出ない。

 

退職後、ある日ふと思い立ち当時の手帳を参考にしながらざっくりと労働時間を計算してみたところ、私の1か月あたりの平均残業時間(休日出勤を含む)は50時間前後でした。

平均すると、1日あたり+2~3時間って感じ?

 

これだけたくさん残業していたなら、仮にきちんと規定通りの残業代が支払われたら相当な額になるのではないか?と思ってしまい、勢いで残業代支払い請求をしました。残業代支払い請求をする準備にかけた時間は、たったの2日間。そしてラッキーなことにすんなりお支払いいただくことができました。

 

ここでは

  • 残業代支払い請求とはそもそも何なのか?
  • どのような方法で請求すれば良いのか?
  • 必要なものは何なのか?
  • 費用はいくらかかるのか?

 について、リアルな体験談をご紹介します。

 

請求するだけなら、超簡単です。

準備とか大変じゃないの?

なんか専門知識とかいるんじゃないの?

ぶっちゃけ、めんどくさくない?

 

全然大変じゃないよ!
金額を計算するのだけ、ちょっとダルかったけど。(単純に残業が多かったのと、深夜残業もあったからちょっと計算が複雑だった。めんどくさかったので全部エクセルでやりました。)

 

請求するだけ、つまり「お金が支払われてないから払ってほしいんですけど~!」って会社側に伝えるだけならものすごく簡単です。マジで2日あれば終わる。

 

私がやったのは最も簡単な方法で、お手紙を出すだけです。しかも文章はググればテンプレートが沢山出てきます。日付や金額などを書き換えるだけで簡単に作れちゃう。

 

金額の計算方法も、お手紙の出し方も、文章のテンプレートもぜんぶ教えてくれたのはインターネット。すごい世の中だ~!良い世界~!

 

 

請求するのは「未払い残業代」

未払い残業代というのは、

  1. 残業を行っていたことが、タイムカードの記録等から証明できる
  2. 残業代については支払いますと雇用通知書に明記されている。
  3. なのに残業代が支払われていない。(みなし残業時間がある場合は、その時間を除いた残りの時間数についての支払いがされていない場合をさす。)

という条件を満たしてるお金のことだと思ってください。

 

たとえば、入社時にもらった契約書には「10時間分の残業代は基本給に含まれています、それを超えた分の残業代は支払います」と書かれているのに、実際働いてみたら基本給しか支払われず残業代が支払われていない!みたいなパターンということです。

 

基本的に残業代を請求するときに、この3つの条件はクリアしてないと正直厳しいと思います。でも、この3つさえ揃ってればいけます。

 

ちなみに1の「記録等から証明できる」についてはわりと曖昧でもなんとかなる。手帳に会議が始まる時間書いてあったとか、メールの履歴を見れば何時まで会社にいたか分かるとか、大体いつもこの時間の電車に乗ってたという記憶があるとかで良いです。

 

概算でも良いので「計算式をちゃんと立てられる」という点が大事です。どういう計算式を立てて出した金額なのか?が説明できればOK。

 

もっと言ってしまうと、計算式それ自体は決まっているので「何時から何時まで働いていたか」が大体分かればOKです。それさえ分かれば計算できます。

 

請求する方法は3つ

お金を請求する方法はいろいろあります。

  • 裁判所に相談して、民事訴訟・少額訴訟を起こす
  • 労働基準監督署に駆け込む
  • 内容証明郵便で支払い請求をする

 

私が利用したのは最も簡単で単純な方法である「内容証明郵便」です。

 

これは、裁判をしたり、労働基準監督署に仲介してもらう方法ではなく、個人で会社に対して請求をするという方法です。請求という言葉を使うとものすごく堅苦しい感じになりますが、要するに「お金支払われてないんだけど~?」っていうお手紙を出すだけです。

 

メリットは3つ。

  • 公的機関を介さないので、簡単にできる。
  • お手紙を出すだけなので自分へのダメージが無い。
  • 時効を6か月間のばすことができる。

 

デメリットは1つだけ。

  • 公的機関を使わない方法なので、強制力が無い。

 

ちょっと入り組んだ話になりますが、

残業代には、時効があります。
細かいことは割愛しますが、とりあえず残業代支払い請求は2年で消滅時効というとこだけ覚えておくと良いと思います。

時効は、「催告」をすることで6か月間時効を延ばすことができます。内容証明郵便はこの「催告」をする役目があるので、送るだけで時効が延期されます。

 

私の場合、残業代支払い請求をした時点で既に最初のほうの数ヶ月は時効が来てしまってたという個人的事情があり、とりあえず早く時効延ばさなきゃ!ということもあり、サクッとできる内容証明郵便という手段をとりました。

 

中身だけを見ると「お手紙を出すだけ」です。
会社側は無視することもできてしまいます。あるいは、支払いませんと回答することもできます。時効を延ばすことはできるけど、支払いについては強制力はないのが内容証明郵便です。

 

内容証明郵便だけでは支払ってもらえなかった場合、裁判や労基を利用した手続きに移行するか、諦めるかの二択になります。わたしはもし請求が通らなかったら労基に相談しようと決めていました。

 

必要なものはお手紙と2000円

 具体的な残業代の計算方法や、書類の作成方法は、細かく書くときりがないのでググってください。分かりやすく解説してくれてるサイトはもうあるので私は細かくは書きません~!

 

ざっくり概要だけまとめると

  1. 未払い残業代を計算する。
  2. 内容証明郵便の形式に従って文章をつくる。
  3. 3部印刷する。
  4. 枚数が2枚以上になる場合は、ホチキスでとめて割り印を押す。
  5. 2000円握りしめて郵便局へ行く。

という流れです。

 

気を付けたいのは、内容証明郵便は行数・文字数ぐらいですかね。

1行20字以内、1枚26行以内とかです。縦書き・横書きなどでも変わるのでちゃんと調べましょう。句読点の数えミスで字数オーバーし、私は一回作り直しになりました。(笑)

 

準備が整ったら、内容証明郵便を出したいんですけど~って郵便局へ行きます。確認作業に時間がかかるので、時間に余裕のある時にいきましょう。書類の枚数によって値段は変わります。私は3枚つづり・配達証明などのオプションもつけて合計2000円弱でした。 

 

 

運よくスムーズに取り返せました

 たまたま私は新卒入社時に上司ガチャでハズレを引いたので9か月で退職しましたが、会社自体はものっすごくいい会社で、その後も手続きはものすごくスムーズでした。会社の顧問弁護士さんから返事が届いて、電話で連絡を取りあって、内容証明郵便を送ってから丸1か月ほどでお金は振り込まれていました。

 

 ちなみに上司ガチャはずれの記事はコチラ。

www.moyogodone.com

 

私の場合、手帳とメール・LINEの記録ぐらいしか時間を見積もる材料が無かったので、本当に超ざっくり計算で金額出しました。遅延損害金とかもくっつけて、おおよそ100万で請求出しました。正直盛った。超盛った。

 

だって、内容証明郵便はただのお手紙です。
無視されたり、断られるのはよくあること。

期待値低めで、1円でも取り返せたらすごい!くらいの感覚で送りました。絶対取り返せるという確証は捨てていました。

 

でも、運よく顧問弁護士の方が本当にものすごく良い人で、タイムカードの記録から1分単位で残業代を算出し満額支払っていただくことができました。対応が無かった場合は労基へ行きますとか、タイムカードの記録開示もお願いしますとか、そういう細かな要求も内容証明郵便に書いたのも良かったのかもしれません。

 

まとめ:やってみるもんだ。

 

個人で内容証明郵便を出せる機会なんて無いし、弁護士さんと電話でお話できる機会もあんまり無い。良い社会経験になる上に、しっかり満額取り返せたのでもう私は万々歳です。

 

面倒だから

難しそうだから

よくわからないから

 

そんな理由で取り返せるはずの残業代を諦めている人がいたら、私の例を参考にとりあえず内容証明郵便だけでも挑戦してみてほしい。本当に超簡単だから。難しいこと一つもないから。

 

やってみたいけど知識も勇気も何も足りないよ~!相談させて~!という方がもしいればTwitterのDMとかで私(@moyo_lmw)に絡みに来てください。勇気と知識をプレゼントします。